冷やし中華とカステラの話
【暑くなったり寒くなったり】
天候がこうも上下するともはや何をきていいのかわからなくなってきて タンスがカオスな状態になっています。
小林です。
でもやっぱりだんだん夏が近づいてるなーなんて感じはあって そろそろ「冷やし中華はじめました」勢がうずうずし出す時期かなと思います。
【冷やし中華ではないんですが】
最近Facebookの投稿で自分が読んだ本の書評はじめました。
元々本はすごい買うほうだったんですよ。 どれぐらい買うかっていうと 基本購入経路はAmazonなんですけど 履歴を調べたら2016年に入ってから購入した本の冊数だけで50冊弱 一冊平均2000円だとしても10万は超えてますね(どうりで貯金がたまらないわけだ)
【書評始めた理由】
始めた第一の理由は単純でアウトプットが足りないなと思ったためです。
本を読むというのは基本的にはインプットな作業で それによっていろいろな知識や考え方を得られるわけですが、
やはりインプットしたすぐ後に自分の言葉でアウトプットしないと なかなかそれらの知識が定着しないなと感じていて まずはFacebookで簡単に投稿してみようとはじめました。
あともう一つは以前こちらの記事で紹介した 僕の知り合いの宮崎さんの映画レビューが面白くて 「僕もこういうふうに自分の好きなものをレビューして他の人に勧めたいな」という気持ちもありました。
【「冷やし中華美味しかったよ」的なノリで】
まだ3,4投稿しかしてませんが、Facebookの投稿をみた友達が 「この前紹介してた本読んだよ!」とか 「ポチりました!」なんてことを言われると 自分としても紹介し甲斐もあり、とても嬉しかったです。
(特にこの前紹介した「伝わっているか?」は何人もの人に「買ったよ」といってもらえました)
- 作者: 小西利行
- 出版社/メーカー: 宣伝会議
- 発売日: 2014/06/09
- メディア: 単行本
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と、同時に「この本もおすすめだよ」とか 「自分はこう思った」なんていうふうにも言ってもらえることもあり、 そうするとまた自分としてもいい本に出会えたり、 新しい知見が増えたりといいことづくしで やっぱりこの時代にこうやって自分から発信していかないのは損しかないかなと思いました。
また、こんなふうに本の紹介をしていると 個人的なやりとりのなかで 「自分に役立ちそうな本を紹介してほしい」みたいなお願いもいただけて いろいろとご紹介するようにもなりました。
【冷やし中華じゃなくてカステラの法則】
こういう現象をみていると いつかTwitterでみた内容なのですが、 「カステラの法則」という面白い投稿があったのを思い出します。
欲しいものが自然と手に入る『カステラの法則』に体験者の声続々「これはホントにあると思う」 - Togetterまとめ
「カステラが好き」ということを公言し、口すっぱく言って入れば 「カステラといえばあの人!」となり、
カステラそのものが手に入ったり、
カステラの情報がたくさん集まったり、
カステラに関するいいことがあったり、、、
(ちなみに僕もカステラ大好きです)
必ずしも口コミだけじゃなくて、 きっとFacebookやらSNSで公言しまくれば あなたにとってのカステラがきっとあなたのもとに集まり、 果てにはカステラで仕事ができちゃうかも。
【自分的良書のご紹介】
そんな感じでカステラならぬ、読了本をいまFacebookで投稿しているわけですが、 投稿しているのが最近読んだ本ばかりなので この機会に今まで読んだ中で特に自分の中でとても存在感が大きかったものや 読んでよかったと思えた本をいくつか紹介してみようと思います。
【人を巻き込む方法を学べる本: エンタメの夜明け】
ディズニーランドが日本に来た! 「エンタメ」の夜明け (講談社+α文庫)
- 作者: 馬場康夫
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/07/23
- メディア: 文庫
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もうかれこれ2年くらい前に初めて読んだ本ですが、 3回は読み返しているくらい好きな本です。
もともと自分がディズニーランドが好きだったこともあり、 手にとった本なのですが、この内容がいま自分が何か物事に取り組む際、人を巻き込んで何かを実現する際のお手本になっている、 そんな一冊です。
今では誰もが一度は行ったことがある「東京ディズニーランド」。
このテーマパークが浦安にできるまでの背景を描いた一冊です。 東京ディズニーランドはフロリダのディズニーリゾートが完成した後、 初の海外のディズニーランドとして開園しますが、 当初ディズニーランドの建設地としては 数ある候補地の中で「もっとも建設可能性が低い」建設地でした。
しかし、ディズニーランド建設の立役者である堀 貞一郎さんの創意工夫と努力によって ウォルトディズニーの役員たちを唸らせ、 ついにいまみなさんが当たり前のように訪れている東京ディズニーランドを建設させました。
この堀さんと、その堀さんを育てた小谷さんの二人の物語が主な内容だが、 特にこの小谷さんという人物の自分が熱中した物事に取り組む姿勢や考え方は 自分が参考にしているし、ぜひみなさんにも参考になる内容だと思います。
【新しいことを始める時に読みたい本:ゼロ】
- 作者: 堀江貴文
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2013/11/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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これはホリエモンの本の中でも有名な部類の本かなと思います。
自分はまだ本当のホリエモンの姿をそんなに知らないタイミングで読んだので、 「ホリエモンってこんな謙虚な人だったの!?」って驚いたのを覚えてます。
人は何か新しいことをはじめる時、必ずゼロからスタートするし、 失敗してもゼロに戻る。 ゼロの時にはもう失うものはないのだから、またプラスになるように一歩踏み出せば良い。
ただ人はとかく、新しいことを始めると大きく夢見がちで、 10も100も先をみようとしますが、 大事なのは自分がゼロであることをきちんと認識し、 「プラス1」から始めるということです。
自分も若いころ(今も若いけど)いきなり大きなことをやりだそうとしたりする質だったので、 この本を読んだ時にはかなり反省しました。
「ゼロ」の自覚と「プラス1」の意識、この2つを心に留めておくだけで 新しいことをするとき勇気も得られ、また確実な一歩を踏み出せると思います。
これから新しいことをしようとしている人、一度失敗して再チャレンジしようとしている人に おすすめしたい本です。
【ビジネス戦略の組み立て方がわかる本: ストーリーとしての競争戦略】
ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books)
- 作者: 楠木建
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2010/04/23
- メディア: 単行本
- 購入: 27人 クリック: 770回
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「戦略」という言葉についてまだ慣れていなかったけど 会社で「戦略を立てろ!」と言われて慌てて読んだ本でした笑
結構ぼくより少し上の世代の方には有名な本らしいですが、、、
長く続く戦略、他企業に絶対的な優位性を持つ戦略というのは実はストーリーを持っている。
「なぜこの工程を挟むのか」「なぜこのような構造になっているのか」 一つ一つの何故の裏側にはストーリーパスが存在し、 それら全ての何故がつながった形こそが強い戦略であるという内容です。
誰もが知っている企業を例にその戦略のストーリーを解説しているわけですが、 面白かったのはそのどれもがはじめから綺麗にできていたわけではないということでした。
戦略はセンスももちろんありますが、いかに自分のビジネスにコミットしているか 、そのコミット量に比例するなと登場ストーリーを読んでいて感じました。
この本、今回は紹介していませんが、「マイケル・ポーターの競争戦略」とも繋がる部分が多く、 僕は先にストーリーとしての競争戦略を読んでいたのですが、 ルーツはマイケル・ポーターなのかなと勝手に感じております。
- 作者: ジョアン・マグレッタ,櫻井祐子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2012/09/25
- メディア: Kindle版
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【ビジネスマネーの肌感覚を身につけたい人のための本: 会社の数字が面白いほどわかる本】
- 作者: 森岡寛,渡邊治四
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2012/05/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- クリック: 4回
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この本は僕が初めてビジネスに関わって、PLもBSも何もわからない状況の中でお金について学ぶために 読んだ本です。 漫画で書いてありますが、かなりわかりやすく、経営などに関わるお金の流れはこの一冊でかなりカバーできるかなと思います。
ストーリーの題材がお菓子屋さんなので、ITというよりも原価のかかるメーカー企業向けっぽいですが、 IT企業でもベースは一緒なので、かなり参考になると思います。 進研ゼミ付録漫画さながらの恋愛ストーリーも楽しめます笑
【人を動かすための方法が見えてくる本: Why から始めよ】
- 作者: サイモン・シネック,栗木さつき
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2012/01/25
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 31回
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この本はプレゼンなど、人に何かを伝える上でとても大事にしている一冊です。
もともとはこの著者がTEDでプレゼンしているのがきっかけでこの本にも出会ったのですが、 この本の著者、サイモン・シネックのTEDのプレゼンはぜひ一度は見ておいてほしい良プレゼンです!
サイモン シネック: 優れたリーダーはどうやって行動を促すか | TED Talk | TED.com
なぜスティーブ・ジョブスの売り込みにみんな耳をかすのか
なぜスターバックスはお客様にずっと愛され続けるのか
なぜキング牧師はSNSもインターネットもない時代に何万という人々を集め、スピーチすることができたのか
彼らはみな自分の行動の「Why」をはじめに伝えていたからです。 自分がなぜそれを行うかを伝えることこそが人を動かすキーファクターになるのです。 人間は「Why」が最初にわかるとその後の「How」「What」もすんなりと受け入れられるようになります。
この本を読み、「Why」を意識してコミュニケーションするようになってから 人に何か伝えて、動いてもらえることがかなり得意になりました。
「エンタメの夜明け」同様、これから人を巻き込みながら何かを成し遂げたい人や、何かを人に伝えるのがもっとうまくなりたい人は 読んで見ると参考になるかもしれません。
【あなたのカステラを見つけよう】
自分のカステラがわかる人はまずどんな形でもいいから、そのことを他の人に伝えてみるとあなたにもカステラの法則のご利益があるかもしれません。
もし自分のカステラがわからなければまずは毎日やってるものとか身近なものでとりあえず発信するのも良いと思います。 自分にとっては「こんな小さなこと」と思っても実は他の人からはすごいことだったりするのかもしれません。
そしてとりあえず下手でもいいから始めて見ること。 僕もまだまだ書評下手くそですし笑
「違うなぁ」と思ったらやめて大丈夫です。 多分みんなそのうち忘れます笑
そしてまた新しいカステラ候補を見つけてまた始めてみましょう! 中華屋さんが「冷やし中華はじめました」って看板出すぐらいの感覚で笑
そうすればきっとあなたにハッピーなことが訪れる(かも)笑
それではサラダバー