人生迷子

大学院に復帰!現在はBridge of Fashionという団体でファッション業界と他の業界を繋げる活動を定期的に行いつつ、徒然なるままに自分が思ったことをブログにまとめています。

旅を経て衝撃を受ける話

【一人旅前半戦終了】

どうも先日一人旅から帰ってきました小林です。

いまは横浜の実家で自分の布団の素晴らしさをひしひしと噛み締めながらも これまでの旅について振り返ろうとブログを書いてます。

【旅行の行程】

まあそもそも一人ではない旅も行っていまして それも含めると7月頭からほとんど旅に出ています笑

7/7 ~ 19: ラスベガス

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7/26 ~ 28: 台湾

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  • 8/3 ~ 5: 東北地方

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  • 8/8 ~ 13: 西日本

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我ながらなかなかよく行ったなと後から見てみると思います。 8/18からは2週間東南アジアへ行くので、2ヶ月ほぼほぼ飛び回ってたことになります。

【旅の動機】

これだけ旅をしているとよく「いきなりどうした?」なんて聞かれます。 まあそりゃこんだけいってりゃそうなりますわな笑

実はこの前の8/1で25歳になりまして、 (メッセージくれた人はありがとうございます!) 25年って四半世紀になるわけじゃないですか。

それで誕生日の手前くらいでふと考えた時に こんだけ生きてきたのに自分が知っている世界が狭すぎるなと思ったわけです。

行ったことある国もアメリカと韓国くらいだし、日本国内でも東京、神奈川と実家がある山口。 それに加えて軽井沢とかリゾート地で有名なとこばかりだなと。

日本にいながらもっと地方やふつーに人が生活しているところを知らないのはどうなんだろう。 それに海外だってもっと他の国のことを知っておきたいと思いたち、激詰め旅週間を始めました。

【もっと自分のために生きる】

そしてもう一つ、この旅の中で「一人旅」(時々二人とかになるけど)という部分を結構大事にしています。 これは自分が今まで生きてきた中でどうしても「他人のために生きてきた」時間が長かったなと感じ、 「自分のために生きれる」時間を作りたいと考えたためです。

僕は昔っからあまり意識せず他人のために何かしてその人が喜ぶ姿を見るのが好きでした。 もちろん自分自身も他の人に助けられたりしていますが、自分の行動原理としては基本的に 誰かに感謝されることをやることにかなり重きをおいてきて、自分自身もそれを正だとしてきました。

これは僕がまるで仏のように良い人って話じゃなくて、 やはり人に感謝されると嬉しいし、自分自身の自尊心や存在意義が満たされるので 自分としても気持ちの良い行為です。

ところがある日、僕がとある人に自分のキャリアについて相談している時に 「もっと自分のために生きたほうがいいよ」という風に言われ、 ちょっと大げさかもしれないけど軽く衝撃をうけました。

自分としては「他人のために生きる」ことが「自分のために生きる」ことの同義だったのに、 そうではない「自分のための生き方」があるというのが自分にとっては新鮮だったんだと思います。

だからこの旅の計画を考えた時に、基本的には一人の時間を持って、 自分が行きたいところに行きたい時に生きながら、 自分のためだけに時間とお金を投資してみようと考えました。

【日々衝撃】

そんなこんなで出た旅路ですが、 ほんとに行く先々で衝撃を受けながら、 自分がいかに世間知らずだったか思い知ります。

ラスベガスにいけば世界にはこんなに毎日遊んで暮らせる世界があり、人がいるのかと知り、

台湾にいけば秩序と無秩序が入り乱れたようなちょっとおかしな空間があることを知り、

大阪が自分が思っていた以上に栄えていたり、 九州にハワイにも負けないくらい綺麗な海があることも訪れて初めて知ることができました。

ねぶた祭りにまだまだ活気があることも松本城が入場まで40分待ちで予想以上に外国人が多く訪れていたことも この旅を経て初めてしることができました。

今回はその中でも特に面白かった体験をいくつか紹介したいと思います。

【ゲームという名のコミュニーケーション in ラスベガス】

ラスベガスでは主にポーカーばかりしていたわけですが、 ラスベガスのポーカーのテーブル上では基本的に英語しかしゃべってはいけない決まりになっています。

片言の英語でなんとかいきてきた僕にとってはあまりしゃべる機会がないので、 基本黙ってポーカーをやってるわけですが、 日本人もいるし、アメリカ以外の国の人もいっぱいいるんですが、基本やっぱりみんな英語喋れるんですよね。

そんな中で僕はあるとき、一人のアルゼンチン人と出会いました。

彼もまた英語ができない一人でした。 ていうか彼の英語の出来なさはほんとに絶望的で 僕ですら「それくらい英語でいえよ」というレベルでした笑

そんな彼はもちろん日本語もできるはずもなく、 もちろん僕もアルゼンチンの公用語スペイン語を喋れません。

普通の状況なら僕ら二人はコミュニーケーションする術がなく、 全く関わりを持たぬまま終わったであろう二人でしたが、 ポーカーという共通のゲーム、ルールを通して すごい仲良くなることができました。

名前も知らないし、どんな生い立ちかもしらないけど 彼のプレイスタイルや実際のプレイをみることで どんな奴なのか、彼がいまどういう気持ちなのかが わかるんですよね。

彼もまた僕とポーカーのみを通して、僕の気持ちや僕がどんな人間なのかを知ったみたいで、 夜通しポーカーをやりながらげらげら笑い合ったりしてました。

もちろん日本人とプレイしたり、英語が話せる人とプレイしている時でもこういうやり取りはできたと思うんですが、 お互いが「言語コミュニーケーション」が全くできない状態にあるからこそ、 完全な「非言語コミュニーケーション」で仲良くなれたというのはとても貴重で新鮮な経験でした。

【タクシーの運ちゃんのプレゼン力 in 台湾】

台湾では最終日に九份という千と千尋の神かくしの舞台のモデルにもされた街を訪れることにしました。

find-travel.jp

事前に調べた情報では台北から九份までバスがでているということで それに乗って行くつもりだったんですが、 バス停の最寄り駅についた途端に「九份 バス」と書かれた大判用紙をもったおじさんに声をかけられました。

最初「あ、九份のバスの人かな」と思って反応したら、 突然九份と書かれた大判用紙のページをめくられ、 「バスでいくよりタクシーであいのりしたほうが早いし、高くない」という趣旨のプレゼンが始まりました笑

お世辞にはうまいとはいえないもののそれなりに伝わる日本語と 予め大判用紙に用意された図解を使い、九份にいくのにタクシーを使ったほうがいかに良いかという 説得が2,3分続くわけです。

しかも意外と説得力がある笑

まあこれまで何人にもプレゼンをしてきたのもあるんでしょうが、 それにしてもここまで上手く説明できるなら他の職についたほうがいいのになと思いながら プレゼンを聞いていました。

台湾についてからは結構客引きは経験していたので、 ふつーの客引きならスルーするくらいのスキルは身につけていたのですが、 このタクシーの運ちゃんは最初の「九份 バス」のつかみから始まり、 その後のプレゼンでのお互いのメリット、バスに乗った場合のデメリット(主に時間の長さ)の説得、 そしてプレゼンを用意するという他の客引き(競合)との競合優位性(?)など かなり周到な勧誘で思わず足を留めてしまいました

結局プレゼン後、たまたま近くにいた九州から来た二人組みと一緒に値下げ交渉まで持ち込み 半額くらいの金額でタクシーで九份まで向かえました。 タクシー道中で九州の二人組ともすっかり仲良くなれたし、タクシーは冷房も聞いてて早かったので なんだかんだタクシー相乗りして正解でしたし、 タクシーの運ちゃんのプレゼンはいろいろと勉強になったので タクシーの運ちゃんにはとても感謝してます。

【生活のどまんなかにある未来技術の展示場 in 大阪】

大阪ではまず駅に降りてその人の多さに「ほぼ東京やん。。。」と驚きました。

実家が山口なので、新幹線で通過したことはあるものの ちゃんと降りたことはなかったので、 人の多さや発展具合に結構びっくりしました。

そして新幹線から降りた足でそのまま駅からすぐの「GRAND FRONT OSAKA」を訪ねました。

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入っているお店はそんなに東京とかわらないなーなんて思って うろうろしていたら、他のお店とは少し違う面白いお店を見つけました。

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The Lab.

若干異様なオブジェなどが飾ってあって何事かと思いきや、 ここは最先端の技術で作られたプロダクトや作品を展示し、 お客さんが好きに触り、体験することができるスペースでした。

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洋服をデジタル試着できる鏡や

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洋服を着た時のイメージを動画にできたり

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全部ダンボールでできたスピーカーと杉でできた椅子が展示されています

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東大の作品も展示されていました。

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子どもたちも夢中です。

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1階はカフェになってました。

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施設自体がB1から3階までずっと続いていて、 ここには上げきれないぐらいちょっと変わった作品から最先端の技術作品が展示されていました。

この施設がすごい良いなと思ったのは もちろん展示作品それ自体も良いのですが、 何よりも一般の人との距離の近さが良いなと思いました。

一般的にこういう研究とかって専門の人の間で閉ざされがちな世界で、 主婦の方やお子さんはなかなか触れることができません。 でもこのThe Lab.は駅からすぐの商業施設のどまんなかに存在します。

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「博物館」とか「展示場」みたいに改まって入るような場所ではなく、 商業施設の一つのスペースとして存在することで 買い物にきた主婦や子どもたちが気軽に遊びに来れる空間になっていました。

子供たちがこのスペースで未来技術に触れ、新しい夢をもつことができるかもしれないですし、

ここで触れてもらった技術が面白いということになればその研究自体により有名になって 開発が進んだり、もっと資金をつけてもらえるかもしれません。 それに何より嬉しいですよね。

そうやって一般の人に技術を開放する空間があるのがすごい良い試みだなと衝撃を受けました。

【屋台にできる行列とハワイ並に綺麗な海 in 博多】

西日本旅行の最後に訪れたのが福岡の博多だったんですが、 博多の中洲というところでは屋台街というのが有名だということで 夜に行ってみることにしました。

なんの予備知識もなかった僕は最初店舗の延長線上の小奇麗な屋台が並んでるのかと思ったら なんと東京でも時々見かけるような(ちょっと言葉悪いですが)お世辞にも綺麗とはいえないボロボロの屋台がすごい並んでるわけです。

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(え、ちょっとまって。こんなとこで食べるの!?てか食材とか大丈夫なの!?) と半ば潔癖症の僕は不安になってるわけですが、 その不安とは裏腹にお客さんはすごいいっぱいいて、 しかもそのほとんどがカップルとか家族連れなんですよね。

サラリーマンとかむしろ少ない。

まあ時期もあるんでしょうが、なかなか屋台なんかでご飯たべてる図が想像できないような人たちのほうが多いわけです。

僕も恐る恐る近くにあった屋台にはいってみたのですが、 自分が不安になっていたことが馬鹿馬鹿しくなるくらい 飯もおいしくてお店の人との会話も楽しかったです。

こちら屋台の渋イケメン店長さん。

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ビール注文したらビンできた笑

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中洲では有名(?)な焼きラーメン。斬新な形ですが、めちゃくちゃ美味しかったです。

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屋台でご飯を食べるということもさることながら、 こんなに人で溢れかえる屋台というのはもうひとつの文化だなと感じました。

そして次の日は少し博多から離れて 車で一時間ほどいった糸島という半島へ。

綺麗な海があるということで向かったわけですが、 まあ綺麗とはいえ、日本の海なんてたかがしれてると期待半分くらいでいったわけです。

そしたらなんとまあめちゃめちゃ澄んでてしかも遠浅なわけです。

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これはもう海水浴のためにできた海なんじゃないかと思うくらい最高な海で 海パン用意してなかったけどズボンのままで海入っちゃいました笑

ハワイ並に綺麗なうみなんですが、博多からちょっと離れているためか 人がそんなにおらずむしろハワイより静かにすごせるんじゃないかと思えるくらい良い海でした。

【まだまだ知らないことがたくさんある】

とまぁ、4つ書きだしただけでもかなり長くなってしまいましたが、 これ以外にもかなりたくさんのことを経験しました。

一つ一つが新鮮で毎日いろんなことを知ることができます。

ちょっと陳腐な話になってしまいますが、 最近は情報化社会でいろいろなことを知れるので 結構なんでも知った気になってしまいがちですが、 やはりこのご時世でも行ってみなくちゃわからないことや できない経験はまだまだたくさんあるなと身を持って体験できました。

【明日からは東南アジア】

そして明日からは一人旅ではないのですが、 友人と二人で東南アジアをタイ -> スリランカ -> マレーシア -> シンガポールとめぐります。

東南アジアは全く行ったことがないので これまで以上の未体験に出会えそうです。

【ちょっと長くなってしまった】

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!

次回は東南アジアから無事帰ってこれたら(笑)

それではサラダバー